とまり木のような場をつくりたい

全国を周ってライティングのお仕事をする晃輔さんが「住むならココ」と決めた九州。日の入りが遅く、ゆっくりした雰囲気が好きだからだ。
第一候補だった熊本・南阿蘇からの帰り道、偶然に高速道路から見た景色に惹かれて立ち寄ったのが長崎県東彼杵町。大村湾の東側に位置し、佐賀県嬉野市との県境のまちで、そのぎ茶の生産地としても知られている。
日をあらためてお試し滞在へ向かうと、1週間で住まいも見つかり、知り合いも増えた。「このまちに呼ばれているような気がした」と晃輔さんは語る。

お家は穏やかな大村湾へと流れ込む、千綿川の河口付近に佇む2階建て。
移り住んで2年後にデザイナーの妻・美和子さんと結婚。昨年10月には新しい家族も増え、皆でつくりたい”商い暮らし”のイメージがあると目を細める。

「日々木々」
小さな虫から動物たちまで、日々集まり、それぞれの時間を過ごす。誰かにとってのとまり木のような場をつくりたい。
晃輔さん家族が思い描く場所のイメージだ。

人や車通りのある場所ではなく、緩やかな坂道を登った先にある落ち着いた古民家が合うのかもしれない。振り返るといつでも穏やかな大村湾が見えるような。
店内には、器や本、日用品などが並ぶ。編集者とデザイナーという夫婦の職能を活かして、オリジナルの絵本や作品もつくりたい。特産品のお茶と、ハーブや漢方を組み合わせた養生茶、ハヤシライスやサンドイッチなどの食事も提供予定。本を片手に、ひとりでぼーっと過ごせるような空間にできたら。

お店としても、住まいとしても心地よい場所を目指すうえで、大事にしたいポイントがある。それは風景。椅子を出してぼーっと海を眺めたり、屋外での音楽ライブやマルシェを開いたり。どのシーンを切り取っても、背景にこの土地の景色が一面に広がる、そんな立地の物件に巡り会いたいと願っている。
ふたりの営みから生まれるとまり木のような場所は、集まるひとたちにも安心感をもたらし、時間とともに皆の心に根差すのだろう。

【やりたいこと】
・カフェ(こだわりのお茶、食事)+物販(本や器、日用品など)+自宅
・たまにはトークイベントやライブなどを開催
・広い庭があってウッドデッキをつくったり、小屋をつくったり
・畑で作物を育て、お店で提供する食事やドリンクに

【編集者がイメージする物件】
・農家さんが住んでいたような、広い庭つきの平屋(広い方が色々と楽しんでもらえそう)
・山の中腹にあって、庭から大村湾が見える
・暮らしスペースは2部屋あればよい

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とまり木のような場をつくりたい

とまり木のような場をつくりたい
  • #カフェ #本や器や日用品も販売 #広い庭 #畑もあるといいな
希望エリア
東彼杵町
必須条件
居住OK
希望家賃
7万円未満
その他