
大村湾沿いを走る国道沿いから10mほど入ったところにある四角い箱。
箱と言ってもボリュームはなかなかあって、天井高さは4m近くありそうだ。元々はJA関係の施設だったらしく、立派だったことがうかがえる。昭和41年築でもうすぐ60歳、還暦を迎える。今の言葉で言えばイケオジだろうか。何度も見てしまう気になるフォルム。


手すりや、階段などカワイイ要素もちらほらある。敷地内には小さなポストだってある。やはり年齢には勝てず、雨漏りや老朽化も進んでいるため、大規模な改修工事は必須だ。改修さえすれば、立地も建物も魅力が増すだろうな。

2階からは大村湾がバッチリみえる。夕日が沈むころは心を奪われ、毎日何も手につかなそうだ。

この物件の所有者は大村市に本社を置く株式会社大村湾商事。名前の通り大村湾周辺を経済圏とする地域商社で、メディア事業やコワーキングスペース「coto」の運営をしている。
東彼杵を代表する商業施設Sorriso riso(ソリッソリッソ)に隣接していて映画館や飲食店など地域を盛り上げる人に使って欲しい、と担当の丹路さん。
現在は空室のため「商いたいひと」も同時に募集している。

